ドッグランとは?利用するための事前準備と最低限のマナーを解説

※公開日時点の情報です。

「ドッグランってどんな施設なの?」
「ドッグランを利用するときに気を付けることは何なの?」

愛犬をどこか広いところで遊ばせたいと思っている方の中には、ドッグランの情報を集めている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ドッグランの詳細や利用する前の準備、注意点についてご紹介します。

この記事を参考に、ドッグランに気をつけたいマナーを守り、愛犬と楽しい時間を過ごしてみてください。

1.ドッグランとは

ドッグランとは

ドッグランとは愛犬を自由に遊ばせられる施設で、基本的にはノーリードで開放できる場合が多いです。

愛犬は開放的な空間で思いっきり動き回れるため、ストレス解消に効果的といえます。

普段の生活で十分に運動させてあげられていない方や家に走り回れるスペースがない方におすすめの施設です。

芝生やウッドチップなどが敷き詰められているなど、愛犬に優しい設計になっている施設も増えており、室内のドッグランであれば天候に関係なく利用できます。

なお、施設によっては入場料がかかる場合があり、サイズによっては利用できないことがある点は押さえておきましょう。

愛犬の運動不足やストレスの解消をさせたい方は、定期的にドッグランの利用を検討してみてください。

2.ドッグランを利用する前の準備

ドッグランを利用する前の準備

ドッグランを利用する前にやっておくべき準備があります。

特にしておくべき事前準備は以下の5つです。

ドッグランを利用するための事前準備

  1. 基本的なしつけをする
  2. 他の犬に慣れさせておく
  3. ワクチン等を接種する
  4. 施設が設けているルールを把握する
  5. 持参するものを用意する

順にご紹介します。

(1)基本的なしつけをする

ドッグランには他の飼い主や犬もいるので、基本的なしつけをしてある程度コントロールできるようにしておく必要があります。

特にリードを外すエリアの場合、他の犬との接触頻度が多くなるため、犬同士のトラブルに発展する可能性が高いです。

そのため、以下のようなしつけは必ずしておきましょう。

基本的なしつけの例

  • お座り、待て、伏せといった基本的なコントロール
  • 遠くにいてもすぐに戻って来させる呼び戻し
  • 興奮状態の鎮静化

飼い主の言うことを聞かない状態は望ましくないので、しっかり基本的なしつけはしておきましょう。

(2)他の犬に慣れさせておく

他の犬に慣れさせておくことも大切です。

混雑具合にもよりますが、ドッグランにはたくさんの犬が集まります。

室内犬で他の犬に慣れていない場合、いきなりドッグランに開放すると不安になり、かえって大きなストレスを与えてしまう可能性が高いです。

ドッグランに入るのを嫌がる犬を無理やり入場させてしまうと、興奮状態になり周りに迷惑をかけてしまうことがあります。

そのため、いきなりドッグランデビューをさせるのではなく、散歩で公園などに行き、他の犬や飼い主に慣れさせてから連れていきましょう。

(3)ワクチン等を接種する

必ず狂犬病予防のワクチン接種をしておきましょう。

犬を飼う際に、法律で狂犬病予防のワクチン接種が義務付けられています。

施設によってはワクチン接種証明書の提示が求められることがあるので、利用予定の施設のHPをチェックして確認しておきましょう。

なお、ドッグランは自然の中を走り回ることになるため、ノミ・ダニ対策も必須です。

対策を怠ると皮膚炎や貧血などに繋がる場合があるので、事前に動物病院に相談しておきましょう。

(4)施設が設けているルールを把握する

ドッグランには施設ごとに利用時のルールが設けられています。

ルールは利用者や犬同士のトラブルを避けるために設けられているため、マナーとして一通り把握しておくことが大切です。

たとえば、利用条件が設けられていると、施設に到着したものの利用を断られて無駄足になる場合があります。

また、持ち込み禁止されているものや持ち込みを推奨されているものがあるので、持ち物のルールは事前にチェックしておきましょう。

(5)持参するものを用意する

事前に持参するものを用意しておきましょう。

施設によっては水飲み場やウンチボックス等が設置されていない場合があります。

たとえば、以下のものは持参しておくのがおすすめです。

持参すべきもの

  • 犬の鑑札(施設によってはマイクロチップ登録証明書もOK)
  • 利用日から1年以内のワクチン証明書(動物病院が発行する混合ワクチンの予防接種証明書や狂犬病予防注射済証)
    ※施設によっては狂犬病予防注射済票(プレート)の提示を求められる場合がある
  • リード(伸縮タイプや長すぎるものは避ける)
  • 首輪・ハーネス(胴輪)
  • 排泄処理グッズ
  • 飲み水
  • マナーベルト・マナーパンツ

万が一なかったときを考慮して、水分や排泄物の処理セットは持ち歩いておきましょう。

3.ドッグランを利用するときの注意点

ドッグランを利用するときの注意点

ドッグランを利用するときに注意すべき点がいくつかあります。

特に押さえておくべき点は以下の7つです。

ドッグランを利用する際の注意点

  1. できるだけ目を離さない
  2. 喧嘩やマウンティングはとめる
  3. 他の犬を許可なく触らない
  4. SNSに投稿する写真に気を使う
  5. ヒート中は避ける
  6. 排泄物の処理をする
  7. 飲食には気を遣う

順にご紹介します。

(1)できるだけ目を離さない

ドッグランを利用するときは、愛犬から目を離さないようにしましょう。

特にノーリードで遊ばせるときは、少し目を離すと行方がわからなくなる場合があります。

また、他の犬とのトラブルが発生したときに瞬時に対応することが困難です。

特に初めて利用するときは、愛犬が興奮状態になることもあるので、愛犬に対する意識は常に持っておきましょう。

(2)喧嘩やマウンティングはとめる

ドッグランでは沢山の犬が接触するので、どうしても喧嘩やマウンティングが始まります。

そのため、トラブルに発展しそうになったタイミングですぐに止めることが大切です。

ちなみに、他の犬との触れ合いは社交性を育む上で重要なので、犬同士仲良くじゃれ合っている場合は、特に何もせずに見守るのが適切といえます。

じゃれ合っているのか喧嘩しているのか判断できない場合は、相手の犬の飼い主に確認して状況を整理してみましょう。

(3)他の犬を許可なく触らない

ドッグランを利用している犬の中には人懐っこい犬もいて、触れ合いを求めてくる場合がありますが、必ず飼い主に許可を取ってから触るようにしましょう。

自分の愛犬を他人に可愛がってもらうことを喜ぶ人が多いかもしれませんが、勝手に触られることを嫌い人もいます。

また、いきなり触ることでストレスを与える場合もあるので、他の犬と触れ合うときは飼い主とコミュニケーションを取りながら行いましょう。

(4)SNSに投稿する写真に気を使う

ドッグランで遊んでいる愛犬を撮影してSNSにアップするときは、一度投稿する前に冷静になってSNSに載せても問題ないか確認することが大切です。

撮影した写真の中には、他の犬や飼い主が写っている場合があり、勝手にSNSに投稿するとプライバシーの侵害になる場合があります。

一度SNSにアップして瞬く間に拡散されると、インターネット上から写真を完全に削除することができなくなるリスクがあるのです。

写真から個人情報に繋がる情報が読み取られてしまうと、多大な迷惑をかけることになるので、SNSにアップするときは慎重な対応が求められます。

(5)ヒート中は避ける

避妊手術をしていないメスの犬を飼っている場合は、ヒート中(発情期)の利用は控えましょう。

もしヒート中に利用すると、ドッグランにはたくさんのオスもいるので、他の犬を興奮させてしまいます。

年に2回ほどヒートが来るので、期間を確認した上でドッグランの利用を検討しましょう。

(6)排泄物の処理をする

排泄物の処理は、ドッグランを利用する上で必要最低限のマナーです。

ドッグランの利用中にウンチやおしっこをする場合があります。

おしっこをした場合は、そのか所に水をかけて洗い流し、ウンチをした場合は回収して専用のゴミ箱に捨てましょう。

もし排泄物用のゴミ箱が設置されていない場合は、責任を持って持ち帰ってください。

(7)飲食には気を遣う

施設内で愛犬が飲食をするときは、禁止事項がないか注意しましょう。

そもそも飲食が禁止されている施設もあれば、持ち込みが認められてない施設もあります。

また、飲食が許可されていたとしても、施設内でおやつ等を与えるときは、周囲の犬への配慮が必要です。

愛犬が食べているものがアレルギー持ちの他の犬の口に入ってしまった場合、急変して取返しのつかない事態になるリスクがあります。

そのため、他の犬が食べないようにドッグランから離れて与えるなど、周囲に気を遣うようにしましょう。

4.関東でおすすめのドッグラン「メッツァビレッジ | ウーテピルスドッグラン」

 

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関東エリアでドッグランをお探しの方は、メッツァビレッジ内に位置するウーテピルスドッグランがおすすめです。

ウーテピルスドッグランは、「北欧時間が流れる森と湖での体験を通じて、こころの豊かさの本質に気づき、日常生活へと持ち帰れる場所」がコンセプトの複合施設で、非日常の時間を過ごせます。

約500㎡のドッグランスペースは宮沢湖畔に広がり、森林と湖に囲まれた開放的な環境で愛犬をリフレッシュさせることができます。

また、愛犬のサイズに関係なく乗船できるボートがあり、愛犬と一緒に宮沢湖でフローティングを楽しめるなど、ウーテピルスドッグランならではの自然アクティビティを満喫できることも大きな特徴です。

このほか、湖畔ではリードなしで愛犬と食事を楽しめるプライベートピクニック席が設けられているなど、安心して利用できるための工夫が随所にあります。

メッツァビレッジおよび隣接するムーミンバレーパークの一部の屋内店舗では愛犬の同伴もOKで、レストランのテラス席などで優雅なひと時を過ごせます。

北欧の幸福度の高い雰囲気にリラックスしながら木々の温もりや心地良い風を感じられます。

※ウーテピルスドッグランは現在休業中です。(2024年6月時点)

施設名 メッツァビレッジ | ウーテピルスドッグラン
住所 埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
アクセス 【電車・バス】
・西武池袋線「飯能駅」下車後、西武池袋線「飯能駅北口」1番乗場より「メッツァ」行き直通バス(国際興業・西武バス・イーグルバス運行)及び「メッツァ経由武蔵高萩駅」行き路線バス(イーグルバス運行)、メッツァ停留所下車
【車】
・圏央道狭山日高インターチェンジから県道262号線経由約5.4km
・圏央道青梅インターチェンジから県道218号線経由約11km
営業時間 11:00~16:00(最終入場15:30)
定休日 なし
入場料 飼い主:100円/1人
犬:700円/1頭
飼い主1名に対し犬2匹まで利用可
駐車場 あり
電話番号 0570-03-1066
公式HP メッツァビレッジ | ウーテピルスドッグラン

まとめ

ドッグランは、愛犬の運動不足やストレスを解消することができる愛犬家にとって嬉しい施設です。

施設内には、他の犬や飼い主がいるため、周りに迷惑をかけないように立ち回ることが求められます。

ある程度犬のコントロールができるようになるまでしつけを行い、散歩で他の犬に慣れさせておくことが大切です。

また、施設ごとにルールが設けられているので、ドッグランを利用する上でのマナーとして一通り目を通しておきましょう。

メッツァビレッジ | ウーテピルスドッグランは、埼玉県にある北欧のライフスタイルを楽しめる施設で、愛犬と思い出を作るのにおすすめです。

関東エリアでドッグランをお探しの方は、ぜひご利用をご検討ください。